本番化の診断では、AIで作った試作の構成と機能を把握し、本番に必要な備えのうち何が足りないかを整理します。対象は、認証・データベース・インフラ・セキュリティ・監視です。その結果をもとに、構成案をお渡しします。費用は5万円〜(税別)です。
診断で分かること
診断で分かるのは、次の3つです。
- 試作の構成と機能。 何でできていて、どこで動き、何をする試作なのか。
- 足りない備え。 認証・データベース・インフラ・セキュリティ・監視のうち、何が足りないか。
- 本番に向けた構成案。 足りない備えを、どういう構成で補うか。
試作が動いているかどうかではなく、本番で使えるかどうかを見るための作業です。
私たちが見てきた状態
診断や本番化の中で、私たちは次のような状態を見てきました。診断では、こうした点が足りているかを確かめる観点にもなります。
- 秘密の鍵(API キーなど)が、外から見える場所に置かれている
- ログインはできるのに、他人のデータを見たり変えたりできる
- バックアップも監視もなく、壊れたら戻せない
- 構成を誰も説明できず、作った本人しか直せない
どれも、画面を見ているだけでは気づきにくい点です。動いている間は問題が表に出ないので、作った人ほど気づきにくいものです。
診断のあとの選択肢
診断のあとは、2つの進め方があります。
- 構成案をもとに、お客様側で実装する。 構成案をお渡しするので、実装はお客様側でも進められます。
- 本番化の作業を私たちに任せる。 診断で洗い出した範囲をもとに、別途お見積りします。
診断を受けたから、本番化も必ず頼まなければならない、ということはありません。
費用
診断は5万円〜(税別)です。本番化の作業は別途お見積りです。公開後の保守運用は、月10万円〜(税別)が目安です。
診断の進め方(1週間程度)
- ヒアリング。 何のための試作か、誰が使うか、どんなデータを扱うか、いつ公開したいかを伺います。
- コードを読む。 試作の構成と機能を把握し、足りない備えを洗い出します。
- 環境を確かめる。 試作が動いている環境を確かめます。可能であれば、サーバーへの接続(SSH)、レンタルサーバーや VPS、AWS などの管理画面まで見ます。
お渡しするもの
- レポート。 診断の結果をまとめたものです。
- 構成図。 今の構成と、本番に向けた構成を図にします。
- 優先度つきの課題リスト。 「公開前に必須」と「公開後でよい」に分けます。全部を完璧にしてから公開する必要はないからです。
- 4つの判断基準ごとの結果。 秘密の鍵、他人のデータ、戻せるか、本人以外が直せるか。AIで作ったアプリを本番化するにはで紹介している4つです。
- 本番化の作業範囲の目安。 私たちに任せる場合も、お客様側で直す場合も、次に何をすればよいかが分かります(金額は別途お見積りです)。
- 打ち合わせと質疑応答。 必要に応じて打ち合わせでご説明します。レポートをお渡ししてから2週間は、ご質問にお答えします。
診断の前に用意していただくもの
あるものだけで構いません。無いものは、ヒアリングで伺います。
- ソースコード(あれば)。 画面だけの試作なら、画面を見せていただければ十分です。
- 環境を確かめるためのアカウント(公開している環境や、サーバーがあれば)。 管理者のパスワードをそのまま渡すのではなく、閲覧だけできる権限のアカウントを発行していただく形をおすすめします。秘密情報の渡し方そのものも、本番化で確かめる点の1つだからです。
- 使っている外部サービスの一覧と、公開先の予定(決まっていれば)。 どこに公開するかで、活かせる部分が変わります。
- 必要に応じて、秘密保持契約。 コードや環境を見るので、先に結ぶこともできます。
試作を作ったAIに、資料を書いてもらう
構成や外部サービスの一覧を、一から書いていただく必要はありません。試作を作ったAI(Claude Code、Codex、Lovable など)に、次のプロンプトを貼って、出力を送ってください。
このプロジェクトについて、本番化の診断を受けるための資料を作ってください。
守ってほしいこと:
- コードや設定ファイルから確認できたことだけを書いてください。推測で埋めず、確認できないものは「不明」と書いてください。
- APIキー、パスワード、トークンなどの秘密情報の「値」は書かないでください。どのファイル・どの環境変数に置かれているかだけを書いてください。
- 出力は Markdown で、下の見出しの順に書いてください。
1. アプリの概要(何をするアプリか、誰が使う想定か、ログインが必要か)
2. 技術の構成(言語、フレームワーク、主なライブラリ、画面とAPIの一覧)
3. データ(保存先、主なテーブル、扱うデータの種類、個人情報や決済を扱うか)
4. 認証と権限(ログインの仕組み、「この人はこのデータを見てよいか」の判定をどこで行っているか)
5. 外部サービス(例: Supabase、Firebase、Vercel、Netlify、Cloudflare、Stripe、OpenAI、ドメインの管理先)
6. 秘密情報の置き場所(ファイル名・環境変数名だけ。ブラウザに届くコードに含まれるものがあるか。.env などが Git の管理対象になっていないか)
7. 動かし方と、今動いている場所(手元で動かす手順、今どこで動いているか、公開先の予定)
8. 運用の備え(バックアップ、監視、エラーの通知、自動テストの有無)
9. 作る過程のメモ(詰まった点、未完成の部分、仮の実装やダミーのデータのままの部分)
項目ごとに確かめる点まで書いた詳しい版を、コピーやダウンロードができるページ(AIで作ったアプリの「本番化診断プロンプト」)に置いています。
AIが「不明」と書いた項目は、そのままで構いません。出力の中に秘密情報の値が入っていたら、送る前に消してください。
AIの出力は、そのまま正しいとは限りません。診断では、出力をもとに、コードと環境で確かめます(AIの「成功しました」をそのまま信じない)。
依頼の前に整理しておくとよい点は、依頼する前に整理しておくことにまとめています。
wizgeek にできること
試作の構成と機能を把握し、認証・データベース・インフラ・セキュリティ・監視のうち何が足りないかを整理して、構成案をお渡しします(本番化の診断:5万円〜、税別)。ツールは問いません。構成案をもとに、お客様側で実装していただくこともできます。本番化の作業と、公開後の運用もお受けしています。